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本の紹介 Archive

見たものや読んだもの。

facebookというサービスがあるじゃないですか。
ものすごくざっくり言ってしまうと、mixiの海外版みたいな他のユーザーと
コミュニケーションを取ることのできるサービスの一つです。

※いや、まぁあ色々と反論はあると思いますが、世間一般的な説明として
 このような言い回しにさせていただきます。


最近このfacebookを自分の周りでもやり始める人が増えてきたので、その流れに乗って
自分もアカウントを取得してみました。

その中のプロフィールで、

・好きな音楽は何ですか?
・好きな本は何ですか?
・好きな映画は何ですか?

という質問項目があるんです。

音楽はまだかろうじてジャンルなどを書けます。一応そういうことをやっていたので。


でも本とか映画とかは全然出てこないんです。
なぜか音楽に比べて本や映画は「これが好きだ!」って明言するのがはばかられるんですよね。

「これが良い!」という言葉は、自分を一定のカテゴリーに当てはめてしまうことで
どうも自分のイメージが勝手に固まってしまう気がするのが苦手というのが少しあります。
血液型とかもそうですね。。
どうもあの手の話で「だからあなたは○○ですよね」と断定されてしまうと、いやいやそうじゃなくて
と言ってしまいたくなります。


勿論、本や映画、アートとか自信を持って「これが良いんだ!」って言えるほどの知識と経験が
無いというのも大いにあります。。。

全然内容を覚えていないんですよね。一つに時間をかけていたり、あまりに流し見をしていたり、
注意力が無いのか記憶力が無いのか感受性が無いのか。
どれも当てはまる気がしますが。


もう少し、ひとつひとつを大事にしたいと思います。
ここのブログでも忘れないようにもっと書きとめておこうかな。。

佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術
これは「片付けのハウツー本」ではなく、発想の根本をどこに求めてその先をどう考えていくのか
という考え方、取り組み方をまとめた本です。

アートディレクターはお客さんの持っている問題を治す「ドクター」として、
現状の課題から企業の背景、世間の動きや導くべき未来像などをミクロから
マクロに視線まで広げて処方する役目を果たす存在だ、と。

そこで必要なことは、その挙げられた様々な情報を「整理」し、本質を捉えること。
そしてそこから筋道立てて組み上げていくことが大切です。

別に何かものすごい奇抜で新しい発想は、解決には必要ありません。

既に何かのヒントがその情報の中にあって、それを組み合わせたり組み替えたり、
逆にしたり、もっと広い視点で見たりして形作ることがポイントです。


この本では、その「整理」のレベルとして

・レベル1「空間」の整理術
 →現実に目に見える「モノ」の整理。
  机やカバンの中身など、とにかくプライオリティを決めて整理する。
  必要とするものとしないものの一番簡単なレベルとして、まず身近なところを整理して
  無駄なくリスクを回避。
  ここで「整理の大切さ」をしっかりと認識する。

・レベル2「情報」の整理術
 →テキストや画像など、様々な目に見える情報を整理し、問題の本質に迫る。
  何が問題なのかが分かれば、そこに向けて色々な視点から向かうべき方向を
  定めていく。
  様々な事例をもとに、どうやって物事を考えて整理したものをまとめていくのかを紹介。

・レベル3「思考」の整理術
 →目に見えるものでもなく、頭の中にしかない抽象的な概念を整理し、分かりやすい
  「情報」へと落とし込んで理解することが何よりも大切。
  客観的に物事を捉えて、仮設を自分の言葉で立てる。それを相手にぶつけて
  その反論を元により核心へと「情報」の精度を高めていく。


この3段階に分けて、整理の大切さとその考え方を述べています。

とにかく理論的に物事を考えぬくこと。
そして「言葉」として表現してみること。

この精度が恐ろしく高い人なのだなぁ、というのが本を読んだ実感です。
扱える語彙がものすごい広い。
だからこそ色々な課題を「情報化」できるのだろうし、「整理」も自分の中のルールで
一定に行えるんでしょうね。

やり方はこの本を読めば分かります。
ただ、このレベルまで精度を高めるには、相当な訓練が必要だということも分かりました。


まずは自分も身の周りの整理から訓練してみます。

広告コピーってこう書くんだ!読本

コピーってこう書くんだ!読本
仕事でキャッチコピーをたくさん書かなければいけない案件が来ました。
そこで、とりあえず世の中のハウツーものにはどんなことが書いてあるのだろうと
思って読んでみた1冊です。

著者の谷山雅計(たにやままさかず)さんは「Yonda?」や「ガス・パッ・チョ!」を
考えた人です。

色々とタメになるなぁと思うことはあるのですが、一番すごいなぁと感じたのはその分量です。

本自体はハードカバーで230ページほどなのですが、余白は多く、文字も大きい。
はっきりいって1~2時間もあれば、簡単に読みきれてしまうものです。

それでも、その内容は薄いわけではなく、しかもハッとさせられることが多いくらい
分かりやすかったです。

さすが「伝える」ことを専門にした人だなぁ、とまず思いました。


さて。
肝心の内容ですが、個人的に一番面白かったのは「常識とコピーと芸術」の3分法でした。

・そりゃそうだ
・そういえばそうだね
・そんなの分かんない

何か人から意見を言われたときに、どの反応なのかによって、それが常識なのか
コピーなのか、又は芸術なのかが分かる、と。

・そりゃそうだ
 →これは常識だから、当然の反応として。

・そんなの分かんない
 →理解できない、又は理解する人としない人が分かれる。

この間にある

・そういえばそうだね
 →分かってはいる、知ってはいるけど言われて納得。

この論法こそ、自分の中では「そりゃそうだね」の一言で表せるものだったので納得です。

こうやって、どこか頭や心の中に潜むものを見つけて、動かすというか揺さぶるものが
コピーである、と。

もちろんそうじゃない場合もあるとは思いますが、基本はここなんだろうなぁと自分も思います。
我々のようなサイトを作ることを仕事としている人間にとっても、芸術や表現の領域というのは
なんとも魅惑的な世界だったりするわけです。

でも、やっぱりそれじゃいけない、と。
ずっと自分が考えていたことと合致したのも、納得の理由でした。

他にも納得させられることが、結構いっぱい書いてあります。
これはもう少し体にしみこむまで読み返してみようかなぁと思える本ですね。

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